青森・深浦町(西津軽郡) / 円覚寺
∞●山門 仁王像は、京都の吉田源之丞大仏師作(宝歴9年~明和5年(1759~1768))●本堂 現在の本堂は大正5年~9年(1916~1920)深浦の船大工によって再建された。 建物の一部に、寛永2年と元禄13年に建てられたお堂の材を再利用しているとか。円覚寺奉納海上信仰資料(えんかくじ ほうのう かいじょう しんこうしりょう) 国指定重要有形民俗文化財(1981.04.22)...
View Article青森・深浦町(西津軽郡) / 「風待ち館」にて
∞北前船にとっては、津軽半島は重要な位置にあった。津軽海峡を渡る時には乗切る風を待ち、蝦夷地からの帰りには一息つける港が点在していた。深浦は、風待ちや嵐から避難する弁財船で賑わう津軽一番の港だった。深浦港は、千石船が25,6艘も係留できる広さがあったそうだ。弘前藩はその重要性から、町奉行所を置いた。「円覚寺」の近くに、北前船をテーマにした「風待ち館」が建っています。航路のことや、運んだ荷物、実際に使...
View Article鶏肉と大豆のトマト煮
今回の、北前船ロード蝦夷・津軽編は昨日で終わりました。いかがでしたでしょうか? 次回は来年になりますが、興味を持たれた方、お楽しみに・・引き続き、北海道・東北で見た建物や古い町並みを記事にしていきます。近代建築ファンの皆さま、お待たせしました!準備するので、少しお待ち下さい。さて・・・すっかり、寒くなりましたね~。...
View Article北海道・函館 / 旧函館師範学校(現・北海道教育大学函館校 北方教育資料室)
∞国登録有形文化財(2000.04.28)名称:北海道教育大学函館校 北方教育資料室(旧函館師範学校) 大正3年(1914)竣工設計:不詳施工:不詳構造・規模:木造2階建、建築面積320所有者:国立大学法人北海道教育大学解説文:もと函館師範学校本館の中央部分を保存したもの。 木造、2階建、下見板張で、正面中央に3階建のランタン付塔屋を建ち上げ、 前面に切妻造の車寄を突出させる。...
View Article北海道・函館 / 五稜郭跡と『五稜郭タワー』
∞●半月堡(はんげつほ)国特別史跡 (1922.10.12)名称:五稜郭跡(ごりょうかくあと)元治元年(1864)竣工設計:武田斐三郎施工:松川辨之助(土工事) 井上喜三郎(石工事) 中川伝蔵(木工事)管理団体名:函館市 (大12・12・13) (昭4・4・14)解説文: 史跡名勝天然記念物 安政三年蝦夷地警備ノ爲 函館奉行竹内保徳等ノ築ケル所ニシテ...
View Article北海道・函館 / 函館奉行所(復元)
∞◎明治時代の古写真◎発掘写真と平面図やはり、復元は竹中工務店だったんですね。日本建築のエキスパートですからね・・もう閉館時間が近づいていたので、中には入りませんでしたが、内部もきっと忠実に復元していることでしょう。◎プロジェクト概要 建築主:函館市 建築地:北海道函館市五稜郭町1-1 設計監理:(株)文化財保存計画協会 施工:竹中工務店 構造規模:木造、平屋建て(太鼓櫓は5層) 延床面積:979...
View Article北海道・函館 / 遺愛学院(遺愛女子高等学校)の建築群
∞●講堂国登録有形文化財(2002.06.25)名称:遺愛学院講堂(いあいがくいん こうどう)昭和10年(1935)竣工設計:ヴォーリズ建築事務所施工:竹中工務店構造・規模:木造平屋一部2階建、亜鉛葺、建築面積467解説文: ヴォーリズ建築事務所の設計。 本館内にあった既存講堂が手狭になったため、宣教師からの寄付金を基に建てられた。...
View Article北海道・函館 / 旧第十二銀行函館支店(旧函館信用金庫本店)
∞大正15年~昭和2年(1926~1927)頃竣工設計:木子幸三郎施工:不詳構造:鉄筋コンクリート造り3階建て、一部地下1階函館は小樽とともに道内における経済的な中心地であったことからさまざまな金融機関が設置された。 第十二銀行(本店・富山、昭和18年に北陸銀行となる)の支店は、大正6年(1917)11月に地蔵町で開業した。...
View Article北海道・函館 / 塩瀬菓子舗
∞旧函館信用金庫ビル(旧第十二銀行)の向かいに建つ。柱のフォルムが、焼きたてで切り分ける前のバームクーヘンのよう・・・今は、傷みや汚れがありますが、元の姿を想像すると、かなりモダンだったのでは?『塩瀬』の看板をたよりに調べてみたが、詳しいことが分からない。東京を本店におく菓子屋とは、別物のような気もする・・・やっと見つけたのが、函館市史の食品工業の項だった。...
View Article北海道・函館 / 梅津商店
∞昭和9年(1934)頃竣工設計:不詳施工:不詳構造:木造モルタル塗り2階建て函館市電・十字街電停の手前に「梅津商店」があります。この建物が建っている交差点を南に進むと「銀座通り」で、大正~昭和初期の建物が並ぶ通りがあるそうで、知っていれば必ず行ってましたが・・・残念です。大正10年(1921)の函館大火後、梅津商店は木造モルタル塗り2階建ての商店を建設したが、昭和9年(1934)の大火で店舗が焼失...
View Article北海道・函館 / 市電操車塔
∞函館市電の十字街電停近く、函館市企業局前に、市電の操車塔(分岐点制御室)が保存されています。市電の進行方向を変える「ポイント」は、かつては交差点近くの信号手詰所に配置された信号人が車道を横切り、軌道内で切り替え作業を行っていた。やがて、道路上の車の往来が多くなったことから、昭和13年(1938)8月に宝来町交差点のポイントが電動化。それを皮切りに登場したのが、キノコ型が特徴の操車塔だった。往時は十...
View Article函館市元町末広町 重要伝統的建造物群保存地区について
∞国指定重要伝統的建造物群保存地区(1989.04.21)名称:函館市元町末広町( 港町)(はこだてし もとまち すえひろちょう)指定範囲:14.5ha解説文: 北の海の玄関口の一つである函館は、幕末期から開港場として発展した。 安政6年(1859)長崎、横浜と共に我が国初の対外貿易港として開かれた港町である。 明治期の大火後、市区改正事業が行われ、このときに現在の伝建地区の原型が造られた。...
View Article北海道・函館 / 旧日本郵船倉庫(現・「BAYはこだて」)
∞ (豊川町 2013年10月10日) ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー (1995年9月)◎函館市伝統的建造物No.1 明治42年(1909)竣工(函館市による) 設計:不詳 施工:不詳 構造:煉瓦造平家建 様式:洋風様式解説:...
View Article北海道・函館 / 金森倉庫群(現・「金森赤レンガ倉庫」)
∞左から、2号、1号 少し離れて5号、4号、3号以下は、1995年の写真です。Q:現在との微妙な違いがお分かりになりますか?A:この頃は倉庫の前に電柱がありました。 今は撤去されて、電線が見えません。スッキリしましたね。◎函館市伝統的建造物No.3、No.4 金森倉庫1号・2号(金森洋物館) 明治42年(1909)竣工 設計:不詳 施工:不詳(以下同じ) 構造:煉瓦造平家建...
View Article北海道・函館 / 旧渡辺商店(現・「古稀庵」)
∞◎函館市伝統的建造物No.2 ●2-1主屋 明治42年(1909)建築 設計:不詳 施工:不詳 構造:木造2階建 様式:和洋折衷様式 延床面積:1階129.84屐2階92.58解説: 海産商の建物として,典型的な洋風町家形式のデザインを踏襲している。 1階は竪繁格子をみせた和風の意匠、2階にはコーニスのデンティル、ブラケットの彫刻などを持った水準の高い意匠を展開している。 ●2-2附属土蔵...
View Article北海道・函館 / 旧轟工業(現・「いろは」他)
∞●和雑貨「いろは」◎函館市伝統的建造物No.8 明治41年(1908)建築 設計:不詳 施工:不詳 構造:木造2階建 様式:和洋折衷様式解説:1階は簓子下見板張り、開口部に格子を持ち庇を配した和風。 2階は南京下見板張り、縦長窓を等間隔に配置し、軒蛇腹を持った洋風で、妻壁は人造石の洗い出し仕上げである。...
View Article北海道・函館 / 旧市水商会(現・「エールもりや」)ほか
∞●Lサイズの店「エールもりや」◎函館市伝統的建造物No.9 市水商会 明治42年(1909)建築 設計:不詳 施工:不詳 構造:木造2階建 様式:和洋折衷様式解説: 1階は竪繁格子窓、簓子下見板張り、2階は南京下見板張りに縦長窓、胴蛇腹、軒蛇腹、持ち送りを配する和洋折衷建物である。...
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