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えちごトキめき鉄道「筒石駅」にて

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旧北陸本線は、新幹線の開業に伴って、在来線はすべて第三セクターになった。

新潟県内は「えちごトキめき鉄道」と名称を変えた。
そのうち海側を「日本海ひすいライン」山側を「妙高はねうまライン」としていた。

他は富山県内が「あいの風富山鉄道」石川県内が「IRいしかわ鉄道」である。

みんな、親しみやすいネーミングを考えているようだけど・・・
JR(旧国鉄)は、例えば「仙山」線とかって、始点〜終点を線名に付けていたから
想像できたけど、今はどこを走っているのか、全くわからないよね。

ここも名前が長すぎるので、自分なりの略称を付けて、メモなどしていましたが、
一年も経つし、もう「いわゆるヤツが、誕生してる頃でしょう。


「筒石(つついし)駅」は旧北陸本線にあるトンネル駅だ。
一度経験してみたかったが、周囲に何もないとただ待つのも辛いと敬遠していたが、
筒石漁港の風景が良さそうなので、旅の帰りに寄ることにした。

駅舎の改札口からホームまではエレベーターなどはなく、階段だけで降りて行く。
途中で上りと下りそれぞれのホームへと分岐しており、
改札から下りホームまでは290段176m、上りホームまでは280段212mである。

駅舎とホームとの高低差は40m。
地上駅舎とトンネル内ホームを結ぶ階段は途中まではトンネル工事の際に使われた斜坑跡を流用し、ホームへ向かう階段が分岐している付近から先の斜坑跡の部分は作業通路として頸城トンネル内まで続いている。


到着。登る」という字がぴったりする急な階段だ。

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この電車で降りたのは、私一人だった。
駅員さんと話をしながら上がって行ったが、みるみる遠ざかって取り残された。

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地上に出ると、駅の周囲は断層の現れた山に囲まれていた。
鬱蒼とした木々に囲まれて見えないが、はるか下には川の流れる音がする。

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駅から伸びた坂道をくだっていくと、遠くに日本海が見えた。
この先には「筒石港」がある。
駅員さんは「下る一方だから〜」と言っていたが、
             ・・・ということは、帰りは上る一方だよね。

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地元の人は、電車に乗るたびにこの坂道を上り下りするのは大変だろうな・・・


復路 直江津に出て帰宅の途につきます。

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トンネルの中の待合室。
風圧がすごいので、ドアがついている。
今は特急は通過しないが、以前はものすごいことになったらしい。

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到着したときは気がつかなかったが、上り下りホームが対面式ではなく、食い違って設置されていた。

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電車がやって来ました。
運転手さんの安全のため、ホームでフラッシュをたいてはいけません。


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             (糸魚川市大字仙納字大谷 2015年5月25日)


旧北陸本線は、以前は日本海に沿って走っていた。
しかし、気候や地形などの自然条件の悪さから、昔から何度も付け替えられたそう
だ。
現在は、能生駅~名立駅のほぼ全ての区間が頸城トンネル内である。
トンネルは全長11,353mで、途中には筒石駅が存在する。

旧北陸本線の旧線は、海辺のサイクリングロードとなっていて、眺望がいい。

旧線での駅舎の跡は、ところどころに石碑が建てられており、
当時は「筒石駅」も総て地上にあったようだ。

「頚城トンネル」が出来たときは、筒石駅は廃止する予定だったが、住民の運動により、トンネル工事の筒石斜坑を流用し「筒石駅」としたそうです。
ホームが地下に潜ったのは、こんないきさつがあったんですね。


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※写真と地図は、インターネットから借用しました。



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