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奈良・天川村(吉野郡) / 洞川(どろがわ)温泉

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●大峰山に源を発し、熊野川の源流ともなっている「山上川」

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「行者さん通り」と名付けられたメインストリートには、
温泉旅館と、整腸薬「陀羅尼助丸(だらにすけがん)」を売る店が軒を並べる。

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どの旅館も、縁側を開放して、散策する人や旅行客が休めるようになっている。
昔、行者が宿に泊まるときは、まず縁側で足を洗ってから中に入った名残なのだとか。

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行者の装束を扱う店。

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通りの裏側には山上川が流れている。

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さらに夜は更けて、各旅館や通りにある提灯の明かりがクッキリ浮かび上がると、
幻想的な世界になる。

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「洞川温泉」は、修験道(大峯信仰)の隆盛と共に登山基地として栄えた。
標高約820m余りの高地に位置する山里で、涼しい気候から「関西の軽井沢」とも呼ばれるとか。
確かに、7月半ばでも、夜は半袖では肌寒かった・・・

最寄り駅は近鉄「下市口」駅で、路線バスで約80分。
下市町、峠を越えて黒滝村を経由し、やっと到着します。

旅館・民宿が20数軒、土産物店や陀羅尼助丸を販売する店13軒ほかの商店が軒を連ねています。
鄙びていて、昭和の時代にタイムスリップしたような懐かしい雰囲気の漂う温泉街でした。

いわゆる参詣する行者や、団体の「講宿」というものだったと思います。
山梨県の「赤沢集落(重伝建地区)」も身延山参詣の講宿で栄えた地ですが、
そこの宿には『講札』が沢山が掲げてあるんですが、ここでは提灯なんですかね・・・
                            よく分かりませんが。


この周辺には「みたらい渓谷」や「洞川自然研究路」などがあって、
宿泊当日もリュックを背負ったハイカーの姿が多く見られました。

また、カルスト地形であるため、ミネラル分を多く含む湧水「ごろごろ水」があり、
環境省の名水百選にも選定されています。

私も旅館をチェックアウトしたときに、ペットボトルの水をいただきましたが、
とても美味しかったです。

地名の「どろがわ」の音の響きとは正反対の清水です。

ちなみに、水のトロッとした所や、淀んだ所を「トロ」あるいは「ドロ」という。
熊野の「瀞八丁(どろはっちょう)」や静岡市の「登呂(とろ)」も同じ意味だとか。
瀞川・洞川は川の水の淀んだ箇所を指す。(「奈良県の地名」)


この日は、金峰山寺を見学してから洞川に入ったため、到着が17:40ということで、
温泉街だけでしたが、夕刻から夜の雰囲気は満喫できました。
いつか、お天気のいい夏の日に、一日かけて周辺を歩いてみたいと思いました。


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                         (洞川 2016年7月15日)



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